帰ってきた。

とりあえずのふり出しに。

 

マスとマスとの間をケンケン飛びするかのように、

時計をすすめることも、

戻すこともなく。

 

1日をどこかで失うことや、

【すべて没収】という不運や理不尽に襲われることもなく。

 

またふり出しに戻ってくることができた。

 

そして、

大学4年のインカレの翌日から、

アメリカでスタートさせたプロキャリアは13年目を迎えた。

 

気づけば人生というゲームの3分の1以上を占めていた…

 

 

あけましておめでとうございます。

 

この言葉を使っていいものなのか。

もしかすると慶びを控えるべき立場にあるのかもしれないけれど、

素直に慶びたいと思う。

 

新年というある種のふりだしに、

今年も戻ることのできたことを。

 

 

プロ13年目。

干支でいったら2周目突入。

さて、中川和之というコマは今どの辺りにいるのだろうか。

 

次の目が再び【降り出しへ戻る】かもしれないし、

ひょっとすると【上がり】かもしれない。

いや、曲がり角の先には、

想像すらしなかった数のマスがまだまだ続いているかもしれない。

 

何にせよ。

今年はちっぽけなことをくよくよと考えることはないだろう。

考えることに費やす時間だけは人生で一番持つことができたから。

 

2017年。

新年の抱負はズバリ、

 

『バスケットボール人生の第2章をスタートさせる』

 

決して運任せにサイコロを振るような真似はしない。

1日たりともムダにすることなく、

自分の“脚”で1マス1マス。