合宿最終日の浜トレ後。


「さてと。」
記念撮影も終えマネージャーに携帯電話を手渡したところで実行へ移る。

もはや波打ち際のお約束。
沖に向かってまーしーをグイグイ押し込んでゆく。
ここまで来たら最後はまーしーにドルフィンになってもらうしかない。

みんなの願いもひとつのはず。
いざ、気持ちの良いハッピーエンドへ。

と、そこに…

背後から馬車馬のごとくこちらに駆け寄ってくる人影。
ルーキーの加納!キャノン!?

「ん?ちょ、なっ、待っ!」

加勢に来たのではなく、まさかのぼくを襲撃。
明智光秀ばりの裏切りをかます。

この予想外の不意打ちに水面上の状況は急変。
完全に多勢に無勢(2on1)。
狼狽する暇もないほど為す術なく逆に自分が海の中へぶん投げられてしまった。

ざっぱーん!
絶妙のタイミングで大波までやってきて海水もイッキ飲み。
2人も同じ波に呑み込まれ、結局みんな海水まみれに。


そんなこんなで厳しくも楽しいドルフィンズの初合宿は幕を閉じた。
コーチ、スタッフ、選手の「頑張り」が凝縮されたいい合宿だった。
勝敗の分かれ目、瀬戸際での『ハードワーク』『チームワーク』『精神力』の重要性も身をもって学べた。


協力していただいた清水トレーニングセンターの皆さん、ありがとうございました。