ガチになりながら、ガチガチになりながら、そして、バスケをしながらずーっと考えていた。
はじめて開幕前にブログが書けないほどに。
そもそも勝手に「プロだ」と宣言してしまえばなれるのがプロバスケットボール選手。
しかしプロであるということは、
その道がどのようなものであろうと大変なことに違いはない。
そして実際前に進めなくなった時、
それを諦めた時、いさぎよく身を引こうかとも思った。
プロ意識の欠如の結果、手抜き工事になったり馴れ合いになったりするくらいなら…
……グルグルぼくなりにプロについて考えを巡らせた数週間。
そしてある事実にたどり着いた。それは…
「自分のどこをとっても、何に対しても<プロ>というものを持っていない」ということ。
どんなに外見を着飾りそれっぽく取り繕ろったところでないものはない。
悔しいけれどそれがいまの自分の本当の姿。
ぼくがかつてこうあるべきだ、こうあってほしいと思ったプロ像とは、
他人の持たない技術・技量・表現でまわりを安心させることのできる人。
なんらかの看板を背負い、その看板に責任を持つことのできる人。
そして一番大切なのは、その看板を背負ったからには立ち止まらずにやり遂げる人。
もちろんいつの日か”終り”はくるだろう。
けれど終止符は必ず自分で打たなければならない。
溢れんばかりの情熱と向上心をもって研究・練習を重ねてきた10年間を裏切っちゃいけない。
現役を退くその日まで胸を張って<プロ>と言えるものをひとつでもいいから持ちたい。
本気でそう思った。
そしてそれをバスケの神様の前で誓った。
自分はまだまだプロ失格。
それにしても、神様はやっぱりプロの神様だったよなぁ。