ぼくたちが実に不確かな地盤の上に生きているか、
ということをこの一事は伝えている。

対岸の火事ではない。

明日のことなんて誰にもわからない。
決して「自分はよかった」で終わらせてしまってはならない。

これは同じ日に、同じ島のそれほど離れていない場所で起こっている出来事。

今この瞬間に東海、東南海地震が発生しても何の不思議もないのだから。

まだ各地で余震が続き、ニュースでは悲しい映像…

被害にあった町並み、家に帰れない人たち、次々と担架で運ばれる亡くなられた人たち。
そして原発事故、その発表。

テレビの前で、

これ以上の被害が起こらないよう願うことしかできない自分の無力さに嫌悪してしまう。
そんな考えは何のプラスも生まないことはわかっているのだけれど…。

 

日本の歴史上まれにみる大惨事に心が傷んでおります。

確かにすさまじい規模の被害で、

東北を始めとした日本国中にまだたくさん被災に遭っている人々もいて、
日本全体はかつてない試練に立たされていると思います。

「日本はそんなに神の怒りを買うようなことをしたのか?」と恨みたくもなるけれど、

神様は乗り越えられない者には、決して試練を与えない。

様々なアプローチはあるでしょう。

ただどうであれ「救済」「復興」という共通のキーワードのもと、こんなときだからこそ、
一人一人が気持ちをしっかり持ち、いま自分が出来ることをしっかりとやってゆくことが大事だと思います。

具体的にぼくにできること。

募金活動、水や電気の無駄遣いを慎む。バスケット。

そして、それは支援や行動だけに限ったことではないとも感じています。

過度の心配や不安はなるべく退けるようにして、

一分でも早い救済と復興を信じて心に鮮明に描きつつ”祈る”こと。

想いは現象化する力を持っているから。

今回の地震で被災された皆様にお見舞いを申し上げますとともに、

お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。