自他共に認める猫好きということで、オフの1日を利用して初の猫カフェにいってきた。

喫茶というよりは遊技場という感じの店内に入るとまずは手洗いと店員からのルール説明。
「それでは猫スタッフの紹介をいたします!」と真顔で不意打ちをかまされてしまう(笑)

メニューには総勢 15名の猫スタッフの写真と年齢、性格などが細かく記載されていた。

この辺りから僕の意識は別室からこちらを見つめる猫一直線。
適当に飲み物のオーダーを済ませて、いよいよ猫たちの待つお遊戯ルームへ。

「なるほど。」

猫たちとじゃれ合い始めてしばらくした頃、あることに気が付いた。

猫スタッフはウソをつかない。本能のままというか自らの感情に対して素直に行動する。

居心地の悪い所からはサッと遠ざかり、嫌なことをする客には猫パンチをお見舞いする。
それでも止めなければ、平気でひっかき&噛みつき攻撃にも転じてくる。

基本的に猫たちは客商売というものなど全く理解していないため、

気が乗らないときには見向きもせず、気の利いた細やかな接待など全く期待できない。
猫スタッフのもてなしは純度100%の本気で上っ面だけの接待なんて存在しないのだ。

甘えているときは、本気でお客に甘えているし、

怒っているときは、本気で怒っている。

何だか、そんな猫たちが羨ましくてしょうがなかった…。

僕らにも猫レベルのコミュニケーションさえ取れれば解決できる問題はたくさんあるのに。

最後はソファーで好みの猫とマンツーマンでイチャイチャ。

この子は多少プロ意識があり客のツボをなかなか心得たベテラン猫スタッフのようで、
御膝の上に寝転んで爪を研ぐほど心を許してくれ、肉球も好きなだけ触らせてくれた。

喉をゴロゴロ鳴らしながら、ときおり甘い声まで出されようもんなら、

そりゃあ延長料金が発生しようとも、もう、離れられない!客は堪ったもんじゃあない。

気が付いたら何だかんだで1時間くらいこの猫と一緒に居て、初の猫カフェは計2時間。

猫に夢中でほったらかしだったアイス抹茶ラテは帰る頃にはたくさんの汗をかいていた。
目的の“癒し”はばっちり得られた。また行くニャー♪