タクヤの復帰戦。
ぼくがドルフィンズ入団後、初めてのゲームになる。会場にはいろんな思いが飛び交い、こだましていた。
2年半という時の量はそれほど多くないのだろうかと思った。
ファンの皆さんの様子は空白をまったく感じさせない。むしろタクヤへの愛と感謝、喜びの波動が会場中に充満している。
「復帰」と「引退」の狭間で悩み苦しみながらも、 何度も壁に直面していた。
しかしそれでも決して諦めることなく、ときには壁をよじ登り、ときには正面から体当たりをし壁をぶち破す。いかなるときも自分にむちを打ち歩みだけは続けていた。
辛い長期にわたる離脱期間の中に”なにか”を見出そうと。
そして、ついに昨日今日と。
約2シーズン半ぶりとなるドルフィンズのホームコートへ。
ひいき目に見たからかなぁ(笑)?
それでもタクヤはすごく輝いていた。
タクヤ自身も、
「手が震えた。生涯で一番の緊張感やった。」と振り返る。
試合後のバスの中、隣の席でしばらくしてもその興奮は続いていたように思う。
何万回必死にバスケットを練習してもあるレベルより上に行くことはできない。
けれどバスケットはSkillじゃなくて魂(Soul)でプレーするからこそ人の心を打つとぼくは信じる。
けれどバスケットはSkillじゃなくて魂(Soul)でプレーするからこそ人の心を打つとぼくは信じる。
Soulはただ追いかけるだけでは手に入れることなんてできない。
ときにたくさんの寄り道、回り道をしなくちゃ。
そこで必死にもがき<生きて>こそ手に入れることができるモノ。
そこで必死にもがき<生きて>こそ手に入れることができるモノ。
そして、やっぱりタクヤのプレーする姿からはバスケットへの愛情、魂がビシビシと伝わった。
流す涙なんてもうとっくに枯れていたのだろう。
「ただいま!」
笑顔で発したこの第一声に全てが込められていたような気がした。
ベンチの端っこから。
奇跡の復活を果たした男「佐藤託矢」にぼくはただただ拍手を送っていた。
奇跡の復活を果たした男「佐藤託矢」にぼくはただただ拍手を送っていた。
タクヤ、お帰り!!!
数日前の練習中に首を痛めてしまいました。
こんな大事な試合に限って…。
アクシデントとは言え、ただデカ頭を支え観衆のように座って見るしかない自分が本当に情けなかった…。
三菱に来て3シーズン目。怪我での欠場は一度もなし。
今まで元気だけが売りでやってきましたが、こんなこともあるのでしょう。
まあでもタイミングと要領の悪さは昔から。
「自分らしい」と言えば自分らしいのかもしれませんが。
ご心配、ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
この鬱憤は来週必ず晴らします!