日本中を寝不足にしてくれた。
スポーツをこよなく愛する者に訪れる4年に1度の至福のとき。
TV番組をどこに回しても。
どんな時間帯でも。
どんな時間帯でも。
ロンドン。
オリンピック。
メダル。
オリンピック。
メダル。
街で見かける新聞の一面はどれも五輪の話題のカラー写真が踊っている。
海水浴シーズン真っ只中にどれほどの人が五輪の記事を求めてWebの中を泳いだことか。
世界中を、参加204もの国と地域の人々を興奮と歓喜の渦に巻き込んだロンドン五輪。
そんな17日間に及ぶ地球規模のお祭り騒ぎは昨日をもってクイーンの名曲と共に閉幕した。
日本は五輪史上過去最多となるメダル獲得数。
メダルの色や数、重さもさまざま。
ただ、ぼく個人的な考えではメダルなんてどうだっていい。
もちろん成績も大切だと思うし、やはり自国の結果は気になる。
そこに精神論もあるのかもしれない。
それでも、<そこにオリンピックがある>
ぼくにはただそれだけでいい。
もはや国籍も種目も関係ない。
純粋に世界最高峰のアスリートたちの繰り広げるパフォーマンスと人間ドラマを堪能した。
日本のバスケもいつかはあの舞台へ……
ブラウン管の向こう側に羨望の眼差しを向けながら幾度となくそんな考えが頭をよぎった。
たとえ足元程度の実力であろうとも。心だけは絶対に棄権しないように。
たくさんの感動をありがとうロンドン五輪。
オリンピックの本質的な目的=平和の祭典。