いよいよ12月(師走)になりましたね。
秋が暖かかった今年は木々が色づくのにも時間がかかってしまったようで、
東京では師走になっても紅葉を愛でることができました。

そんな師走の空気が手伝っているのか、

近頃は無意識のうちに今年1年を振り返っていることが多くなってきていて、
その結果、今年は今までになく怪我や病気に悩まされた1年だったことに気がつきました。

怪我や病気といったものは突然生じてしまう厄介なモノですが、

この一見マイナスにしか見えないモノ、それをいかに少しだけでもプラスに換えていくか。
それがこの小さな事故に遭遇した僕がやらなければならない最重要事項なのだと思います。
不安に思う、心配する、焦るなどといったことは容易い感情表現ではあるけれど、
それらが僕のために良い仕事をしたことや役に立ったケースはほとんどありません。
それどころか、どうでもいいネガティブな思考の産物を残していくだけ…。

そのエネルギーを少しだけ他に向けてみてはどうか?

少なくともこう思うことだけでも怪我をプラスにすることは絶対にできるはず。
とにかくこの怪我の意味を考える。

ああ、それにしても紅葉は綺麗や。

さて、先日のインカレの結果ですが、

残念なことに専修の後輩たちは2回戦で敗退してしまいました。
試合後に僕のところへ歩み寄ってきた後輩が1人いたのですが、
この試合が学生最後の試合となった彼は目を真っ赤に腫らせながら、
「すみません」と1つ頭を下げました。

その瞬間、一気に僕の脳裏に3年前の冬の1日が蘇ってきました。

夜の酒屋で悔しさのあまり何度唇を噛んだことか。
そして、それまでの日々を想い出してみんなの前で号泣したこと。

「ええ、よう頑張った…。」

これが僕が彼にかけた精一杯の言葉。
もらい泣きしないように必死に堪えながら。

1年坊だった彼は立派な4年生になっていたから。