台所のまな板をなにやら黒い影が横切りました。
そして、それは階段や壁にも…↓
母ちゃんが亡くなってから我が家の清掃が行き届かなくなってしまったのか、
今回の帰省の際には実家のいたるところで大嫌いなゴキブリを発見することになりました。

「こりゃまずいぞ…。」

寝込みの無防備な状態を襲撃されたら奴らが口の中に入ってしまうこともありえる…。
脳裏には少し行き過ぎた思考と悪夢まで連想するようになっていました。

これ以上の生息数の拡大は抑制せねば!と翌日から大規模な駆除作戦を展開。

まずはスーパーでゴキブリ捕獲器15個と撃退スプレーを3つ購入。
家のあちらこちらにそれらを配置し執拗なまでのゴキブリ撲滅に向け動き出しました。

それからは毎朝みんなで捕獲器の中身をチェックするのが日課となっていたのですが、

奴らもなかなか賢いようで1匹も捕まらないまま数日が経とうとしていました…。

そして、そんなある日(初盆の最終日)予想だにしない事件が起こりました!!!

事件が起こった場所は、中川家の浴室の前に仕掛けたゴキブリ捕獲器の中で。
「うわーっ!!!」
という漫画のような分かりやすい悲鳴に驚き急いで現場に駆けつけてみると、
そこには中川家最強のはずの長男が腰を抜かした状態で恐怖に顔を引きつらせていました。

何が起こったのか判らぬまま長男の指差す捕獲器の方に目を向けてみると、

そこには何と捕獲器内の強力なでこぼこ粘着シートに自由を奪われ、
全く身動きが取れない状態でもがき苦しんでいる1匹の蛇がいたのです!!

何がどうなったらこうなるんや??

その後は、自他共に認める蛇好きの僕が冷静に対処して事なきを得ましたが、

いくつかの疑問は依然として頭に残っていました。

けれど、とりあえず分かったことは、

中川家はもはや家の中にまで蛇が出現する恐ろしい家になってしまったということ。
そして、蛇嫌いだった母ちゃんのDNAを最も引き継いでいたのはやっぱり長男で、
その長男は年内結婚予定の嫁の前で確実に情けない醜態をさらしてしまったということ。
さらには、結局ゴキブリは1匹も捕まらなかったということです(怒)

母ちゃん、これは蛇嫌いやったあんたの仕業か?

どっちにしても縁起のええことには違いない(笑)