NYに帰ってきてから今まで忙しく動き回っていました。
帰った翌日から時差ボケがどうとか言っている暇もなく
マンハッタン内でピックアップゲームの旅にでていました。

なぜなら11日に控えたUSBLのチームのトライアウトに備え

ゲームの勘を取り戻しておきたかったからです。

いろいろ考えた結果、このリーグでやろうと決めました!

トライアウト初日。

着いたらすでに円陣をくんでいて始まるところでした。

どうも、開始時間を間違えてしまったようです…。

早速ヘコみながら着替え・テーピングをする僕の目に飛び込んできたモノ、

それは60人はいるであろう目をギラつかせた屈強な男達の姿で、

彼らが一面しかないコートの中にごった返していました!!

「なんじゃこの多さは!?」と半分呆れてしまいました。

ニューヨークでもスラム街ブルックリンのチームということもあって

選手のほとんどは黒人。白人が数人。黄色は当然僕だけ。

「あいつらからすれば俺が外国人やもんな…。」

そんなことを考えながらストレッチすらまともにできずコートの中へ。

初めて触るUSBLのボールにてこずりながらも

なんとか徐々に溶け込むことができてきました。

USBLは他のマイナーのシーズンを終えた選手が一堂に会するため

レベルが高いとは聞いていましたが、実際肌でそれを感じました。

上手さはハーレムの選手とそれほど変わらない気がしましたが、

そこにスピードと高さ、力強さが15%増したといった感じですかね。

また、いろんな選手がいます!

7フィート(2m13cm)の長身で走れて飛べる奴。
170cmでアリウープダンクをかます奴。
3ポイントラインからフックシュートを打つ奴。→しかも入らん(爆)

3日間にわたるトライアウトでは、

3メン、3対2、2対2、3対3、5対5とシンプルな練習ばかりでした。

みんなアドレナリン全開で容赦なく襲い掛かってくるので

僕の身体はボロボロになりつつありますが、
不思議と変な爽快感があるのもまた事実です。

ある選手は目の上の部分に肘をもらって深く切って大出血していました。

みんな生活がかかっているためか、とにかく激しいです・・・。

初日で60人から30人、3日目で8人カットされ現在22人となりました。

ハーレムの選手も結構来ていたんですが、すでに5人がカットされました。

20日の開幕前までに12人に絞られるようです。

僕も筋肉の塊の中でもみくちゃにされながらも懸命のアピールをして、

なんとか22人の中に残っています。
PGのポジションは僕意外にまだ4人もいるんで過酷な戦いになりそうです。

トライアウト中にありがちな自己中プレーに走る奴が多い中、

コーチは「チームプレーしろ!」と連呼しているんで、

自分の持ち味のシュートを正確に沈めること

あとはミスをせずスマートにコントロールすることを意識しています。
でも、自分は自分でしかないのでやっぱり楽しむことを一番に考え、
トライアウト自体を楽しむことを忘れないようにしています。

たった1つのバスケットボール。

しかし、その向こうには夢がありますね。
この国では本当になんかそう強く感じます☆
みなさんは何を通して自分の夢を眺めていますか?

さぁ!明日からもまた頑張ろう!!大胆に楽しんできます♪