「やっと着いたか…」
 
乗り継ぎ含め飛行機の中に14時間。
機内の窓から自由の女神が見えたときはさすがに言葉がこぼれてしまった。
 
空港からはイエローキャブ。
マンハッタン内のホテルに到着しチェックインをサクッと済ませ、
部屋の中に荷物を放り投げたら、すぐさま出発。
 
まだまだ時差ぼけの頭を抱えながらもミッドタウンの寿司屋『TSUSHIMA 対馬』へ。
 
 
青森出身のひょうきんかつ男気のある大将の握る寿司を食いに。
 
ニューヨークまで来ていきなり寿司かよとツッコまれそうだけれど、
それでもぼくはここの寿司が大好き。
味はもちろんだけど、このお店には味以前にお店として大切なものがある。
大将の人柄が、お店に、従業員に、そして何よりも寿司にしみわたっている。
 
貧乏暮らしでいつも腹ペコだったNY時代。
そんなときに昼のまかないの残りをたんまり食わせてくれた恩人がここの大将である。
昼休みどきに偶然店の前を通りかかるというバレバレの作戦。
「食ってけ。」
こっちの魂胆なんてとっくに見抜いて温かい手を差し伸べてくれた人。

当時どれだけありがたかったことか…。

感謝しても感謝しきれない。

ニューヨークへ来れば必ずお店へ顔を出し、土産話と恩返し。

カウンターにがっつり腰を据えて当時はできなかった贅沢食い。
大将の職人技が尋常じゃないので自分的には本気で日本の寿司より美味い。
 
大将、ごちそうさまでした。またいきなり現れます。
 
 
 さて、翌日は魚処から一転。
ニューヨークNo.1の呼び声が高いブルックリンのステーキハウス『ピータールガー』へ。
 

 
土曜日のディナー予約は1、2ヶ月待ち。
平日とは言え前日に電話予約じゃとてもじゃないけど入れない。

でもそこは自称グルメ。

ここまでは想定内。簡単に諦めるわけがない。
機転を利かして裏技のランチタイムに予約。もちろん成功!

こっちにしてみたら時差にアジャストする前だから完全にディナー。

真っ昼間から肉のかたまりにギンギンかぶりついた。
 

 
ちなみに前菜は定番中の定番。
トマトと玉ねぎをザク切りスライスしただけのワイルドでシンプルなもの。
これに特製のピータールガーソースをかけていただくと、もう…
 
うますぎた。
そんなわけで只今アメリカにいます。
さて、ところでこの旅の目的は。

ディズニー生誕110周年記念。

インザペイント10周年記念。
吉本興業100周年記念。なわけない。

後付けで何とでも言えたもんだけど。

まあ要は、ハネムーンです。

そしてこれから。

 
いよいよこの旅のメインイベント。
フロリダの『ディズニーワールド』へ。

嫁さんに夢を見させてやります。