人間一人でいる時間が長いと、
ついついいろんなことを考えてしまうものです。けれど、僕はあれやこれやと思考が巡ったとしても、
必ず最終的にポジティブなところに還ってきて、そして、そこで落ち着く利口な習性をしていますので、どうか皆さんご心配なさらず。。。
前回のコラムがどうも思わせぶりな内容?だったみたいで、
皆さんから僕を気遣った内容のメッセージが多く寄せられてきました。僕は至って普通に獣らしく生きていますので本当に安心してください。
歳を重ねても大人になったという実感はそれほどないけれど、
最近はくだらない迷妄なんかは己で払い去ることができるようになってきていて、少しは強い男に成長しとるやないかと自画自賛しているくらいです(笑)
もちろん、ときには堕落した思考もしてしまいますが、
そんなときにはすぐさまプラスな思考を投げかけて自分の見解を正しています。要するに、きちんとしたポジティブな答えを導き出すまでに、
思考の倉庫をぐるぐると回る一連の過程を必要としてしまうというだけ。
前回のコラムではその恥ずかしい過程をちょこっと書いただけ。
なのでご心配なく。そんなものには付き合うだけ損ですよ。何も買うわけではないけれど、いろんなものを見て回る女性のお買い物のようなもの。
ただ、最近本当に感じていることは、
やっぱり僕はぬるま湯に浸かっているときは駄目だなということ。人の優しさや与えられた環境にとことん甘えてしまう上、
出された飯には躊躇せず食いついてしまう生き物だから。
ここは、言葉、文化などはもちろん、いろんな面で日本より辛い環境です。
けれど、実は僕にとって何よりも一番プレッシャーに感じることは、<自分よりバスケが上手い輩が常に上を目指して貪欲に頑張っている>
ということ。
こんな常に張り詰めた緊張感の中で目標を持って取り組もうとすると、
自然と必死になっています(必死じゃないと生き残れないから…)。どんな環境にいようと自分を限界まで追い込めるのが優れた人なのかもしれないけれど、
僕のような先天性の怠け者はそんな素晴らしい人間には一生なれないでしょう。じゃあ、どうすればええのか?
僕の選択した答えは自分でその環境に飛び込むということ。自分を成長させるためにはぬるま湯じゃなくて熱湯じゃないと。
人間は熱湯にぶち込まれれば意識しなくても必死になるもの。「押すなよ!絶対押すなよ!!」
で飛び込む勇敢な竜ちゃんだって、きっと熱いはずだから。
熱過ぎて、ときには痛みを伴うこともあるけれど、
同時に自分の内部でも純粋なエネルギーが沸々と湧き上がってきます。僕はもっとこの国にアジャストしていけるし、
バスケに関してはまだまだ上手くなる伸び白がたくさんあると思います。だから、
それまでは頑張ろう。いつも腹ペコでも我慢しよう。
最近はこっちでいろんなチャンスが舞い込んできていて、
いまはNBAのドラフト前の選手たちと一緒にワークアウトをしてます。連中の平均身長は7フィート(215cm)以上というハイレベルな世界ですが、
みんな動けるし外角のシュートも入るわで、「ふざけっ!」って感じです。
ハイエナも負けずに喰らいつきます!