1年ぶりにNYへやってきました。

「可能性」「チャンス」「好運」などといった気まぐれな訪問者たちが、

ときより道端からひょっこり顔を覗かせてこちらに微笑みかけてくれるこの街に。

これは、そんなものを掴まえてはかごの中に入れ歩みを進めていく<旅>。

たくさんの汗をかかなければ何も始まらない地味で肉体的な労働を伴うもの。
そして、必ずしもそれが報われるとは約束されていない…、割の悪い旅。

当然、地図とガイドブックを片手に胸を躍らせながら

マンハッタン内のロケーションを満喫するような華やかな旅ではありません。

なんで?どうして??

脳裏にはいくつもの<Why>が駆け巡ることも。

そんなときに自分の依れる唯一の場所は、

バスケを想う気持ちだけ。
…。

こんな環境でバスケができて幸せです!

しかし、なにかを得ることは、同時になにかを失うということかもしれません。

なぜならかごに入るモノの量には限りがあるから。

じゃあ自分の中で「今なにが一番大切なのか?」。

そんな判断を瞬時に下すことができる人ほど失敗は少ないのでしょう。
簡単なように聞こえるけれどこれが僕には難しい…。

ある程度の失敗と後悔、反省といった工程を経てからでないと、

はっきりとした答えを導き出せない非効率な構造をしてるのが僕という人間だから。

とにかく今すべきことは歩みを進めること。

そして、そこから「学ぶ」こと。

学ぶことができるだけでも素晴らしいことです。

そう考えることにしよう。
そうでも考えないとやってられない。